粉砕アペックスミル / AM

アペックスミル

ミクロン~サブミクロンの粒子を効率的に粉砕する縦型湿式ビーズミル

概要

 ジャケット構造を有する縦型ステーター(円筒容器)の中に攪拌ローターを設置し、ステーター底部にビーズ分離装置を設置しているビーズミルです。内部の攪拌空間を多く取れるミル構造と強いビーズ速度勾配を形成するピン形状の攪拌ローター設計で、高粉砕速度で処理可能な湿式粉砕用ビーズミルです。ステーター底部の可動式コーンを用いたスリット式ビーズ分離装置でビーズを接触分離し、φ0.3mm~φ5mmの比較的大きなビーズを使用できます。内部圧力検知により、スリット詰り状態を認識し、スリット幅を自動調整できる機構を採用しており、スリット詰りしづらく、安定処理可能なビーズミルです。
 主に2μm~数百μmの粒子を150nm~数μmに処理する湿式粉砕機として用いられており、鉱石類(ミネラル)、セラミックス原料、研磨剤、食品、化粧品などの粉砕・混錬に加えて、医薬向けのAPI粉砕にも対応します。

特長

1. ミクロン~サブミクロンの粉砕を効率的に処理できる湿式粉砕機!
強い攪拌力と適正なビーズ充填状態により、広範囲の材料を高粉砕速度で処理可能なビーズミルです。またビーズ径の選択範囲が広い(φ0.3mm~φ5mm)ため、処理目的に応じた最適なビーズ径を選択できます。
2. 高粘度スラリー(最大30,000mPa s)でも粉砕処理ができる!
スリット幅調整型ビーズ分離装置のため、高粘度でもスリット詰りを防止でき、安定処理が可能です。またビーズミル内は下降流で、主な処理エリアである下方にビーズが集まることから、高粘度でもビーズ偏在問題はありません。高濃度スラリーや食品ペーストのような高粘度スラリーの処理が可能なビーズミルです。
3. 分解整備、残留スラリー回収が容易!
縦型ビーズミルであることから、ミル分解も容易で、またコーンセパレーターを抜くことでミル内残存スラリーの回収も簡単にほぼ全量可能です。
4. ビーズ摩耗によるコンタミの少ない処理ができる!
縦型ビーズミルであり、スラリー流れと重力が同一方向のため、ビーズ存在状態が安定しており、攪拌条件の自由度が高く、ビーズ摩耗の抑制が可能です。特に医薬API粉砕では、1ppm以下のコンタミ濃度の実績もあります。
5. 洗浄性も考慮しました!
食品・化粧品・医薬などの衛生的要求の高い用途には、洗浄性を改善した機種もあります。コーナー部や継ぎ目部の形状・パッキンなどを改善しています。高度な洗浄性の要求には、メカニカルシールを省略したシールレスビーズミルもラインナップされています。
分散・粉砕イメージ

構造

コーンセパレーター構造図

運転条件

使用可能ビーズ径
Φ0.3mm〜Φ5mm
分散ローター周速
5m/s〜12m/s

用途例および最終製品例

電子材料(酸化チタン、チタン酸バリウムなど)、顔料、金属(銅、銀、パラジウムなど)、農薬、食品など

アペックスミルの主な仕様

型式 容量(L) 電動機(kW) 全長(m) 幅(m) 高さ(m) 概算重量(kg)
AM-1 1 2.2 0.75 0.40 1.05 200
AM-2 2 5.5 0.89 0.50 1.31 325
AM-5 5 7.5 1.05 0.65 1.55 400
AM-10 10 15 1.40 0.70 1.85 600
AM-30 30 55 2.00 0.85 2.30 2500

アペックスミルシリーズのラインナップ紹介

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製品名 概略 使用可能ビーズ径
アペックスミル 湿式粉砕用ビーズミル
 ミクロンからサブミクロンの粉砕を効率的に処理する縦型湿式ビーズミル
φ0.3mm~φ5mm
ウルトラアペックスミル 世界初のマイクロビーズミル
 最小φ15μmの微小ビーズ使用可能で、ナノ粉砕・ナノ分散の
 マイクロビーズミルのスタンダード機種
φ15μm~φ1mm
デュアルアペックスミル 二軸式マイクロビーズミル
 粉砕とナノ粒子分散に対応し、特に低ダメージのナノ粒子分散向けの
 湿式マイクロビーズミル
φ15μm~φ1mm
ワイド・セパレーター・
アペックスミル
大流量・高粘度対応ビーズミル
 微小ビーズ使用の大流量・高粘度のナノ粒子分散適合の湿式マイクロビーズミル
φ15μm~φ0.3mm
ウルトラアペックスミル
アドバンス
超低ダメージナノ分散機
 最高クラスの超低インパクトのナノ分散対応湿式マイクロビーズミル
φ15μm~φ0.3mm
アペックスミルF&M 医薬・食品・化粧品向けのシールレスビーズミル
 有機物粉砕適合ビーズミル
 洗浄性改善とコンタミ防止のためにメカニカルシールを省略
 特に医薬のナノ粉砕に最適
φ0.1mm~φ5mm