遠心分離スクリーンボウルデカンター / SVS

SVS スクリーンボウルデカンター

結晶スラリーの濃縮分離に最適化された遠心分離機!

概要

従来のスクリューデカンター型遠心分離機の円錐部に、遠心ろ過を行うスクリーン部を付加した装置で、非圧縮性で比較的粒子径の大きな固定物を含むスラリーの脱水処理に適しています。現在まで微粉炭を始め、数多くの結晶物の分級および脱水プロセスにおいて採用されております。

特徴

1. 遠心力とスクリーンろ過のダブル効果で超低含水率
遠心力による分離とスクリーンろ過のダブル効果で、超低含水率を実現、さらに、大容量の処理が可能です。
2. 低動力で少ない磨耗
脱水能力が非常に高いので、低速回転での運転可能です。このため、機械の磨耗が抑えられます。
3. 同時に結晶の洗浄も可能
スクリーン部に洗浄液を注入できるので、結晶の洗浄性能が抜群に良いです。このため、プロセスを短縮することができます。

構造

SVS スクリーンボウルデカンター構造
  1. 供給された原液は遠心力により固液分離され、清澄な液はボウル端部の堰(せき)から連続的に排出されます。
  2. ボウル内壁に沈降した固形物はスクリューにより円錐部に搬送され予備脱水されます。
  3. 固形物はスクリーン部に搬送され、さらにろ過脱水され、機外へ排出されます。
    スクリーン部の機内に洗浄液を投入することで固形物の洗浄が行えます。

各機種ラインナップ

スクリーンボウルデカンター ラインナップ
形式 モーター動力 概算重量
(kg)
概略寸法(mm)
L W H
SVS150×300 3.7 〜 5.5 1300 1500 1400 750
SVS450×700 22 〜 45 3500 2560 2130 1085
SVS450×1000 22 〜 45 4500 2840 2130 1085
SVS600×1000 30 〜 75 5400 3025 2400 1260
SVS600×1500 37 〜 90 8500 3700 2400 1260
SVS600×2500 37 〜 90 13500 4570 2400 1260
SVS800×1300 55 〜 132 13200 4050 3150 1640
SVS800×1700 55 〜 132 15300 4200 3000 1640
SVS900×1800 75 〜 160 15500 4260 3000 1640
SVS900×2500 90 〜 160 19000 5000 3000 1640
SVS1100×2600 110 〜 200 21000 5460 3000 1700
SVS1100×3300 110 〜 250 25000 6160 3000 1700
SVS1400×1800 110 〜 250 21500 5485 3000 1895